鉱山におけるリスクアセスメントの教材についての現地調査報告

摘要

鉱業労働災害防止協会では、「中小鉱山におけるリスクアセスメントの進め方」と超する教材（案）を作成し、鉱業労働安全衛生マネジメントシステム（OSHMS）調査研究委員会に諮った結果鉱山の現場の意見を伺って内容に反映することといたしました。 本年2月中旬から下旬にかけて調査チームは、三好砿業㈱三好鉱山、王子木材緑化㈱鹿越鉱山、琉球セメント㈱安和鉱山合同資源産業㈱合同千葉鉱山、大分鉱業㈱大分鉱山 の5社5鉱山訪問しました。 各チームは、委員会委員1～2名と事務局1名の計2～3名で構成しました。 訪問企業の反応は教材の内容について分かりやすいとするところが多く、質問については、リスクアセスメントの対象と実際のやり方？ 保安規程の具体的な書き方？保安規程の作成方法？ リスクレベルについて？ 低減対策をとっても評価が下がらない場合の理由と対策？ 現況調査実施の頻度は？ 等多岐にわたりました。 鉱災防への要望で最も多かったのは、保安規程の雛形あるいは保安規程の作り方の教材を作成提供して欲しいということでした。