Gluteal implantによるButtock augmentationの経験

摘要

Gluteal implantによるButtock augmentationは欧米では多く行われている力人本邦での報告例はなく,手術を行っている施設もまだ少ない。今回,2007年5月-2009年6月の約2年間で臀部を大きくしたいと希望し,silicone implantによるButtock augmentationを行った症例を9例経験した。年齢は23-46歳(平均33.9歳),国籍は日本人6名,中国人3名で,患者の要望は大きくしたいというだけでなく,丸み,頭側や外側の張り出しを希望するケースもあった。使用したimplantの容量は150-375ccで,経過は術後早期に創感染をきたした1例と腰の違和感があり1年後にimplantを除去した1例を除き良好であった。形態的には全例満足できる結果が得られた。