10兆円産業化に向け業界再編も,メディカルサプライチェーンの行方は－“尊敬される企業集団”として課題解決に挑む

摘要

近年，メディカルサプライチェーンの到着点となるドラッグストア業界が急成長を遂げている。調剤業務の拡大や食品導入，インバウンド需要等を追い風に，3年間連続で5%以上の成長をキープ。「健康と美容」をテーマに地域社会のニーズに対応し，全国に計2万店舗を出店，7兆円の市場規模を持つ。6月初め，ドラッグストアの業界団体である日本チェーンドラッグストア協会（JACDS）が，ホテルニューオータニで通常総会を開催し，2019年度の事業計画を決定した。また，執行部役員の任期満了に伴い，前副会長の池野隆光氏（左写真，ウェルシアホールディングス㈱代表取締役会長）が新会長に選任された。その後，同じ会場でJACDSの設立20周年記念式典を開催。円卓席に約400 名，シアター席に約250名が臨席し，盛況に行われた。