癌診療におけるPET/CTのィンパクト：PET/CTを用いた治療効果判定·効果予測

摘要

悪性リンパ腫病変の検出、病期診断についてはある程度診断的意義は確立され、その限界も明らかにされている。今後の焦点は治療効果判定ゃ予後の予測に重点がおかれることになると思われる。ホジキンリンパ腫やDLBCLなどの中?高悪性度の非ホジキンリンパ腫では高度のFDGの集積が見られ、他の悪性腫瘍よりも比較的早い時期から治療効果判定における有用性について議論がなされ、多くの報告がなされている。このようななかで2007年にはInternational Harmonization Project(IHP) が発表し7こrevised treatment response criteriaにおいて悪性リンパ腫の治療効果判定にFDG-PETによる評価が取り入れられた。治療前にFDGが集積しゃすい組織型ではFDG-PET所見の変化とサイズの変化の組み合わせで治療効果を判定することが提唱され、改訂IWC (国際ワークショップ基準）として究表された。