2．131~I-MIBGによる悪性神経内分泌腫瘍の内用療法

摘要

褐色細胞種、神経芽細胞種等のいわゆる神経内分泌腫瘍に対する131~I-MIBGを用いた内用療法は、欧米において20年あまりにわたる経験が蓄積されでいるいわばルーテンといってもかまわない治療選択肢である。 日本では、従来、国内での治療使用に際しては、国内アイノトープ薬品メーカーにょる合成·供給がされていたものの、131~I-MIBGが治療用放射性医薬品として薬事認可されていないがために、文科省管轄のいわゆる放射線障害防止法の規制を受けていた。