Helicobacter pylori陽性胃潰瘍患者に対するLansoprazole，Clarithromycinおよびpolaprezincを用いた除菌療法の検討

摘要

H.pyloriは，1983年オーストラリアのWarrenとMarshallによっで慢性胃炎患者の胃粘膜より分離され，本菌の感染が慢性胃炎をひきおこすと報告された。胃内のH.pylori除菌により，消化性潰瘍の再発抑制や難治性潰瘍の治癒が報告され，世界各国で除菌療法が実施されるようになった。 我が国でも研究機関のみならず，実地医療の場においても除菌療法が行われるようになってきている。