糖尿病を合併し肺の感染から全身性炎症反応症候群に伴う急性肺障害を発症した症例

摘要

十数年来の糖尿病の既往があり，日常生活は普通に過ごしていたが時に咳嗽，喀痰喀出困難がみられていた。 93年には糖尿病性壊疽により左下腿切断術を受療した。 97年2月3日に感冒を契機として呼吸困難，発熱が出現したため近医を受診，加療を受けたが改善がみられず，不穏状態，呼吸困難が継続したため8日に当院救急外来を受診し肺炎の診断にて入院経過観察となる。