近藤医院における糖尿病神経障害患者実態調査とアキレス艇反射の重要性－170例のアンケート結果－

摘要

糖尿病神経障害は，糖尿病発症早期から現れ，頻度も高い合併症として知られている。糖尿病神経障害が進展すると，しびれ感や痛みなどの症状のみならず生活の質（QOL）の低下にもつながり，さらには無痛性心筋梗塞を代表とする血管系障害を介して生命予後にも影響を及ぼす。 このような糖尿病神経障害の進展抑制や改善を図るためには，障害を早期に診断し対応することが重要となる。