高周波電磁界の健康影響：成人における携帯電話使用と脳腫瘍の疫学

摘要

1996年に開始されたWHO（世界保健機関）の国際電磁界プロジェクト（The International EMF Project）では、高周波電磁界（電波、radio－frequfncy EMF）による健康リスク評価プロジェクトとして、国際共同症例対照研究（INTERPHONE研究）が実施されている。 この研究は、携帯電話使用により成人の頭頚部腫瘍·がhの発生リスクが上昇するかどうかを検討することを目的に、日本を含む13カ国が参加し、現在までに脳腫瘍（神経膠踵、髄膜腫）、聴神経鞘踵（シュワン細胞踵）に関する国ごとの解析結果が公表されている。