病的腱膜の切除を行わない切離術の工夫(1)-経皮的腱膜切離術の臨床成績：Tips and Tricks -

摘要

近年，デュピュイトラン拘縮に対する治療は，早期のADL改善や患者負担の軽減のた め，従来のgold standardであつた部分腱膜 切除術（limited fasciectomy ：以下，LF)に 代わり，最小侵襲手技による治療が主流とな りつつある。主な最小侵襲手技として，経皮 的腱膜切離術 (perctaneus needle fasiotomy ：以下，PNF)や，クロストリジゥムコ ラゲナ一ゼ（Xiaflex? ： Auxilium社，米国） 注射法 (injectable collagenase Clostridium histolyticum ：以下，CCH)が欧米では広く 行われるようになった。