新人看護觀研修事業「医麵閼受入研修事業」において提供された研修 ?事業開始初年度の受入れ施設への調査?

摘要

【背景と目的】新人看護職員研修事業「医療機関受入研修事業」は新人看護職員研修の環境整備をめざして2010 年に開始された.事業は，新人看護職員研修の環境整備に期待されているが，事業の実態や効果についてはほ とhど明らかにされていない.本研究は，事業開始初年度の事業受入れ施設が提供した研修の実態を明らかに することを目的とした.【方法】全国の2010年度全受入れ施設看護管理者に郵送自記式質問紙法により研修内容の調査を行った. 【結果】35都道府県の2010年度補助金支給実績施設102施設中13施設から協力を得た.施設設置主体は，地方自 治体4施設，公的機関6施設，医療法人2施設，その他1施設で，平均病床数は338(SD=166.7)床であった.1施設 あたり平均参加施設数は2.9施設で，参加施設1施設あたりの平均参加新人看護職員は2.4人であった.