歪と渦度に関する3次の非線形渦粘性モデルを用いたk-εモデルの開発

摘要

当時のLaunder研究室では，3次の圧力－歪相関項モデルを基礎として，後にTCL (Two Component Limit)応力モデルと呼ぶことになるレイノルズ応力方程式モデルの開発を研究室をあげて行っておりました．しかし，私が帰国後すぐにでも会社で応用解析に展開できるようにと，k-εモデルの改良に関するテーマが与えられたと記憶しています．モデル開発の解説は以下に行いますが，研究開始当初から3次非線形渦粘性モデルを計画したわけではなく，研究を進めていく中でモデルの構成が出来上がっていきました．