小型風力発電の市場動向と将来展望

摘要

近年、地球環境問題の顕在化に伴って、環境負荷の小さな発電システムとして風力発電の導入が活発化し、国内の大規模風力発電の導入量は2003年12月には50万kWに達している。 大型風車は、発電コストも火力発電などと競合しうる段階に達しており、経済性からも、CO{sub}2の削減効果からもきわめて有効といえる。2004年度以降、環境省では地球温暖化対策の一環として、20 kW以下の小規模風力発電の設置に補助金を出すことを決めており、今後、小型風力発電の導入がますます活発化するものと予想される。