上越市雪を活かした環境学習

摘要

市の中央部に広がる高田平野には、関川、保倉川等が流れ、この平野を取り囲むように、米山山地、東頚城丘陵、関田山脈、商業山地、西頚城山地などの山々が連なっていて、多様な自然を有する海·山·大地に恵まれた自然豊かな地域である。気候は、四季の変化がはっきりしており、冬期に降水量が多く快晴日数が少ない典型的な日本海型である。冬期には日本海を渡ってくる大陸からの季節風の影響により大量の降雪があり、海岸部を除いた地域は全国有数の豪雪地帯となっている。社会科の教科書に掲載された昭和38年豪雪の高田のまちの写真や「この下に高田あり」の看板で豪雪地帯として全国に知られている。古く上杉謙信公の時代から交通の要衝として栄え、現在は重要港湾である直江津港や北陸自動車道、上信越自動車道のほか、JR北陸本線、JR信越本線、ほくほく線などを有している。さらに北陸新幹線の整備が進められるなど、三大都市圏とほぼ等距離に位置する中で、陸·海の交通ネットワークが整った有数の地方都市となっている。