三井造船㈱玉野事業所 大型ガスエンジン発電設備

摘要

当事業所では、1997年に当社製中速ディーゼルエンジン6ADD30Vをベースに3MWディーゼル発電設備を1基、さらに1999年には同設備をもう1基増設し、C重油焚き·WSS運転にて事業所内電力の一部を供給してきた。 一方、当社では石油から天然ガスへのエネルギー転換という市場動向に対応して民生·産業用として0.8～1.1MWの小形ガスエンジンMD20Gを開発して販売しているが、産業用として大形機への需要増加に応えるため、ダイハツディーゼル㈱と共同で、2.8～8.1MWの大形ガスエンジンMD36Gを開発した。 この実証試験用として、2.8MWガスエンジン発電設備を当事業所に導入し、2006年11月より発電を開始した。 ここでは、本ガスエンジン発電設備について紹介する。