福岡·長崎·山口三県共同運航実習船“海友丸”

摘要

本船は、福岡県立水産高等学校の「玄洋丸」、長崎県立長崎鶴洋高等学校の「長水丸」、山口県立水産高等学校の「青海丸」三隻の実習船の代船であり、また全国初の共同運航を目的として建造された実習船である。これまで、水産高校の漁業実習船は、各県がそれぞれ所有し、単独で乗船実習を行っていた。一方、水産高校を取りまく環境は大きく変化しており、多様化する水産教育への対応や実習船の一層効率的な運航が求められる中、平成16年10月、九州地方知事会による県境を越えた取り組みの一つとして、九州·山口各県の水産高校実習船の共同運航が提案され各県において検討が進められた。