中国,インド,ASEANにおける稲わら,バガスからのエタノール生産ポテンシャルの推計

摘要

本報では、アジア地域で、人口および農業生産の多い中国、インドと、2004年度から日本の大学、研究機関により、バイオマスの資源量、生産技術、環境影響等の総合的な調査が行われたASEAN諸国について、最も発生量が多いイネのわらと、やはり量が多くかつ工場で発生するために収集が容易であるという特質を持つサトウキビのバガスを対象とし、実際の実験データに基づき、かつ資源の利用可能率の考慮も行ったエタノール生産ポテンシャルの推計について報告する。