国際物流総合展2020 INNOVATION EXPO開催報告

摘要

国際物流総合展は、平成6年（1994年）以降、偶数年の秋に、アジア最大級の物流ロジスティクス専門展示会として継続開催されてきた。前回平成30年（2018年）は9月に開催され、過去最高の出展規模、来場者数を記録したが、その背景には物流課題の解決に対する意識が強く感じられた。令和2年（2020年）については、会場である東京ビッグサイトが東京オリンピック·パラリンピック開催のため9月は使用できないため、主催7団体で協議の結果、令和3年（2021年）1月に延期して開催することとしたが、出展者（とりわけ平成30年に会場のキャパシティの制約で出展を断念した企業)、そしてユーザーからの期待が大きく、これまでより開催間隔を空けることは望ましくないとの判断から、令和2年（2020年）2月にスピンオフ展として、「国際物流総合展2020 INNOVATION EXPO」として開催することとなり、本会も主催7団体の一翼を担った。本稿では、展示会の概要と本会会員の出展状況、そして会期中に開催したAGVSセミナー2020についてとりまとめ報告する。