チタン産業の需要が急進--日本チタン協会の新春懇談会で発表

摘要

（社）日本チタン協会（チタ協＝東京都千代田区神田錦町：会長宮本盛規氏。 新日本製鐵（株）代表取締役副社長）は去る1月14日に平成17年新春懇談会を，千代田区プラットフォームスクエアにおいて開催した。 当日，同協会専務理事·秋山俊一都氏から昨年のチタン金属関係の統計値が発表された。 この発表によれば平成16年の金属チタンの需要実績は史上初の大躍進を示している。 （表参照）昨年の日本のスポンジチタン年間出荷量は前年（2003年）比141％の26,233トンと過去最高を示した。 チタン製品に最も関係深い展伸材の年間出荷量は前年比126％の17,387トンとこれも史上最高を示した。 この傾向は世界的にも同様で，好況を示している。 スポンジチタンの輸出量も対前年比144％となっている。