世界のチタン産業を先導する日本チタン協会－40年のチタン市場開発人生と将来を語る－

摘要

－北岡さhは40年間の社会人としての生活をチタンとともに歩hだ人といわれております。 協会の業務も北岡さhが就任された10年前に比べ飛躍的に向上し，アメリカのITAからも，日米のチタン産業発展への功績に対して表彰が決定したと伺っております。 まず，チタンとの関係が始まった経緯と，そのころのチタン業界の様子からお話下さい。 私は1961年に，多角経営をしている（株）神戸製鋼所に入社し，鉄鋼部門に比べ高付加価値製品を扱っている機械部門を希望し，それがかなえられた。 当時の機械部門は外国からの技術導入製品がばとhどでチタンは数少ない国産技術製品での→つであったこともあって，私の関心はおのずとチタンに向けられた。 鉄鋼会社の事務系チタン担当者は，いわゆるローテーションで各部門を回るのが通例であるのに対し，私は神鋼時代の30年の大半をチタンだけにかかわり，いつの間にかチタンの古参といわれるようになった。