凝集アナライザの開発:集塊化開始時間測定法による凝集剤注入率制御の適用例

摘要

急速ろ過方式を採用した浄水場では、一般的に凝集剤を注入するとともに急速撹拌を実施する混和池、混和池で生成された凝集体（フロック）を成長させるフロック形成池、成長したフロックを沈澱除去するための沈殿池、沈澱しきらなかった粒子やフロックを除去するろ過池で構成される。急速ろ過方式による浄水処理の重要なポイントは、原水水質に応じて凝集剤の注入率を適正な備に制御し、沈降性のよいフロックを形成することである。