医療·介護現場にみる腰痛予防のためのノーリフトケア

摘要

団塊の世代が後期高齢者になり、3人に1人が65歳以上の高齢者になる。いわゆる「2025年問題」を迎えるころには、37万人近い介護人材が不足＊1することから、厚生労働省は、介護の人材不足の要因の1つである介護環境の整備を早急に整えるために、ロボット介護機器の開発·導入促進事業を開始した。また、課題解決のために、介護職員の負担軽減と生産性の向上を目的とした次世代型介護技術として、介護ロボット同様、「ノーリフティング」も「ニッポン一億総活躍プラン案」に記載された。