ケースレポート1 IoT活用㈱ワールド山内の「未来を見据えたものづくり」独自システムによる工場の「見える化」を推進

摘要

㈱ワールド山内（北海道北広島市，山内雄矢社長）は，あらゆるモノがネヅトにつながるIoTを活用した独自の取り組みが注目を集め，2017年の工場見学受入社数は約1，000社に上った。同社は，金属部品から大型製缶まで金属製品をトータルに手がける一方で，すべての業務をシステムライン化することに力を注く。工作機械をはじめ各種設備機器の徹底したネットワーク化を進め，加工方法からツールの管理，生産管理まで，すべての一元化を図り，標準化する。それにより，図面を書き直し，コストや短納期対応，技術ノウハウなど発注者の製品仕様に最適なVE／VA提案が可能になる。さらに，人の動垂と生産性の見える化へと，ネットワークを進化させ，業務の最適化を図ってきた。本号では，データ管理によるトレーサビリティの徹底，効率化によるコストダウンなど，同社が提案する最適なものづくりの一端について，山内社長に聞いた。