新食品添加物グルコン酸ナトリウム、グルコン酸カリウム“ヘルシヤス~(R)A、K”の機能

摘要

厚生省の国民栄養調査によると、日本人の平均食塩摂取量は1951年以降減少していたが、1987年の11．7gを境に再び増加傾向に転じ、1996年には13．0gとなっている。 厚生省の推奨している目標摂取量は10gであるが、このままでは達成が困難と見られ、国民の健康への悪影響が懸念されている。食品製造において食塩は味付け以外にも多くの役割を持つ重要な素材であり、加工食品の普及につれてますます用いられる場面が増加してきている。 この様な環境下で、味付け面では塩化かノウムなどを食塩と配合してナトリウム分を減少させた配合塩が、加工面では一部の有機酸塩による置き換えなどが、減塩方法として用いられている。 しかし、ニれらの対策では、食塩と異なった味を呈することや食品の物性面への影響があることから、充分な効果が得られていないのが現状である。