品質安全性確保の，めの受託試験.検査サービス

摘要

食品衛生関連法や食品表示制度の充実とともに、関連法規遵守のための食品検査や消費者のクレーム対象とな り得る品質確保のための検査項目は増加一辺倒だ。原料や資材の卜レースをきちhとしていても、原料やライン 切り替えには危害が潜むため検査が必要だ。一時増えつづけた残留農薬の一斉分析項目数は、最近は数を絞り一定数に落ちつきつつあるが、HACCPの制度化が叫ばれる中で細菌やアレルゲンなどの危害物質の検査はじわじわ と増えている。食品の検査項目が増える一方で、食品工場の人手不足や働き方改革で検査のための人手が割けな いという現場も多く、検査のアウトソーシングは今後も増えそうだ。本稿では事故を未然に防ぎながら食品メーカー が効率よく外部の検査機関を利用するための民間の受託検査機関各社のサービスについてみていく 。