大規模トマト生産温室における生体情報計測

摘要

太陽光利用型植物工場は、太陽 光ェネルギ一を最大限に活用して大規模な農産物生産を行う施設であり、気温、湿度、C02濃度、光強度などの様々な環境要因を制御 するための設備を有している。こ の太陽光利用型植物工場は、冬季 の暖房が主目的であるハウス'温 室の単なる発展型ではなく、人工 光型植物工場で得られた最適栽培環境に関する知見をも最大限に利用して、環 境条件が時々刻々と変化する太陽光下においても、人工光型と同様の「4定」（定時'定量、 定質'定価格）の農産物生産を目指すもので ある（図一1)。このような生産を実現するためには、環境惜報だけでなく、植物生体情 報をもI寫度に利用したスピ一キング'プラン ト、アプローチ(Speaking Plant Approach ： 以降、SPA)型環境制御が必須である。