iGEMを通した合成生物学研究者の育成 Fostering Researcher for Synthetic Biology-iGEM-

摘要

iGEM, International Genetically Engineered Machine competitionは2003年にマサチューセッツ工科大学にて 開始された合成生物学の学生競技会であり，2006年か ら国際競技会として究展し，2010年は世界から130チー ムが参加し，日本からは9チームが参加した.本ワーク ショップではiGEM2010に参加した学生チームによる 同大会の英語口頭発表セッションを再現することで日本 チームの活躍、成果を紹介するとともに，今後の生物ェ 学における一役を担う合成生物学研究の将来像、研究者 育成について展望することを目的として企画した.本ワークショップは二部構成として，前半はiGEM チームのアドバイザー教員による3つの講演，後半は3 大学の学生チームの英語口頭発表から構成されている. 第一部開始に先立ち，世話役の早出広司より本ワーク ショップの開催主旨ならびにiGEMの概略として，とか く合成生物学の特殊な面が注目されがちであるが，本競 技会の根底に流れているコンセブトは標準化であること が紹介された.