平成19年全国主要子牛市場成績のまとめ 一飼料高の影響か、各品種とも値下げ傾向－

摘要

1月18日、農水省は平成18年度の肉用牛生産費の調査結果を公表した。それによると1頭あたりの生産費（資本利子、地代全額参入生産費）は、子牛が47万3066円（1．5％増）、去勢肥育牛が89万1908円（7．3％増）であった。去勢肥育牛の内訳を見ると、素畜費が17年度の46万3273円から50万7593円へと9．6％増加しており、高値で推移した18年度の素牛価格を象徴する結果となっている。　一方、同じく割合を増したのが飼料費。去勢肥育では17年度の22万1191円から23万2738円へと5．2％増加しているが、昨今の情勢を思えば19年度、さらに増加することは間違いないだろう。