セミナー報告　第2回モニタリングと広域評価を考える会「農業生産に関わるデータベース構築および利用の現状と課題」

摘要

2008年度日本土壌肥料学会（名古屋大会）開催日前日の9月8日，第2回「モニタリングと広域評価を考える会」を行った．本会は，若手研究者が中心となってモニタリングと広域評価をめぐる課題を様々な視点より議論することを目的としている．第2回となる今回は「農業生産に関わるデータベース構築および利用の現状と課題」をテーマとして議論を行った．　近年，農業生産に関わる様々なデータベースが整備されつつあり，その構築と利活用が，農業分野のみならず，公害問題や防災などの分野でも注目を集めている．データベースは個々の研究者レベルでは収集困難な系統立った情報を提供するものであり，定点でのモニタリング結果を広域評価へとつなぐ重要な架け橋である。