アロフェンの臨界凝集濃度

摘要

純粋なアロフェンに対する各種電解質の臨界凝集浪度（CCC）をさまざまなpf抄もとで測定した．1価対称電解質のアルカリ性でのCCCは，陽イオンに関してNa~＋＞K~+>NH_4~+となり，イオンの水和半径の順序に対応した．同じ関係が酸性での陰イオンについても見られ，NO_3~-＞Cl~-となった．対イオンがヱ価のとき（Ca~(2+)，Mg~(2+)，SO_4~(2-)）は常に凝集した．副イオンのイオン種やイオン価によるCCCの遠いはほとhど見られなかった．非脱鉄アロフェンのCCCは脱鉄ァロフェンより酸性で高く，アルカリ性で若干低かった．これは，非脱鉄アロフェンの荷電ゼロ点が高いことに対応した．アロフェンが100～500nmの大きさの凝集休として水に分散しているという条件でDLVO理論でCCCを予測したところ，計算値はNaOの測定値にほぼ一致した．