発光ダイオード（LED)を利用した 微小吸血昆虫（ヌカ力）用 ライ卜卜ラップの開発

摘要

蚊やダニなどの吸血性の節足動物は、多くの人 や動物の病気をうつす（媒介する）。蚊によって 媒介される、日本脳炎や西ナイル熱ウィルスと いった節足動物媒介ウィルス（アルボウイルス） やマラリア原虫などは、人に重い症状の病気を起 こすことから耳にされた方も多いと思われる。こ のような病原体は、特定の種類の吸血性節足動物 (媒介種）によってのみ媒介されることから、媒 介種の分布や発生消長を調べることにより、病気 が流行しやすい地域や時期を知ることができる。 このような情報は、ワクチン接種による予防ゃ媒 介種の駆除を行ううえで、欠かすことができない ものである。