宮城県内の園芸施設に設置した地中熱源ヒー卜ポンプのCOP測定と植物の成分分析

摘要

2011年に発生した東日本大震災からの復興を 目指して，2012年度から農林水産省事業である 「食料生産地域再生のための先端技術展開事業」 力^'推進されている。その中の研究課題である「農 村地域における未利用エネルギー利活用実証研 究」の個別研究課題として，当所が係る「宮城県 南部沿岸地域の水資源、未利用エネルギーを活用 した中規模園芸生産システムの技術開発」が進め られている。本研究は，著者である（独)農業、食品産業技術 総合研究機構農村工学研究所の石井雅久を研究統 括者として，5つの機関がコンソーシアムを結成 し，それぞれが個別の研究テーマのもと1つの目 標に向かって研究を行っている。研究対象地域で ある宮城県南部沿岸地域では，園芸施設の倒壊， 農地への海水流入による塩分の集積，排水機場の 損壊等，広範囲にわたり甚大な被害が発生してお り，早急な復興が求められている。