イチジク熟期促進のための 局所加温技術の開発

摘要

イチジク生産現場からは価格面で有利な販売が 期待できる早期出荷のための生産技術の開発が求 められている。早期出荷のためのハウス加温栽培において，12月被覆，1月加温開始の作型では， 11又穫開始が2か月程度早まるが，1-3月の3か 月間，最低夜温を15°C程度に維持する必要があ る。この場合，通常は重油ボイラー等による暖房 を行う力、近年の燃油高騰により加温コストが上 昇し，経営を圧迫する要因となる。今回，省エネ 加温技術として，面状発熱体を用いたイチジクの 局所加温試験を実施し，効果的な加温部位と生育 促進効果を検証したので報告する。なお，本課題 は平成22年度農業電化地区別調査研究により取り 組hだものである。