土壌の水分条件おょぴ播種日の違いがャブツルァズキの成育と 種子のポリフエノール含有量に及ぼす影響

摘要

2011年にPCVポット（亡85mm X 200mm)を用 いて，土壌水分含有量および施肥量の違いがャブッ ルァズキの成育と種子のポリフエノール含有量に 及ぼす影響を検討した.ポットに腰水5cm処理（土 壤水分34.9%)を行うと，茎長，葉数，茎直径，地 上部乾重，最大根長および根乾重は対照区（散水処 理：土壌水分含有量16.8%)より増加した.7kg-NPK /10aの施肥で地上部成育量および根乾重は増加し た.播種日の影響を検討すると，茎直径は6月17 日および23日播種で最大となり，SPAD値は7月 23日播種で有意に低くなり，莢長は播種日と無関係 であった.種子100粒重は7月3日播種で最大を示 した.種子のポリフエノール含有量は自生の黒色種 子および淡緑色種子が有意に高く，また7月13日 播種で最大値を示した.種子重と種皮比率との間に は負の相関関係が認められた.