緑の葉身もおいしい短葉性ネギ

摘要

ォ、千(葱，学も.Alliumfistulosum)は，主 に東アジアで栽培されており，中国西部、中 央アジアを原産地とされる植物である。中国 から日本へ伝えられる際，比較的北寄りの ルートをとおったものは，成長とともに土を 根元に盛っていく 「土寄せ」という作業を年 に5-6回行い，葉鞘（白い茎の部分）に陽 の光を当てないよう栽培することで，太くて 長い根深ネギ（長ネギ，白ネギ）として導入 された。一方，比較的南寄りのルートをと おったものは，ほとhど土寄せを行わず，短 い期間で収穫される葉ネギ（青ネギ）として 導入された。伝わってきたルートにより，栽 培方法や期間が異なり，その気候風土に適し た品種が選抜され，主に東日本では根深ネギ が，西日本では葉ネギが栽培されるように なったと考えられている。