青森県のりhご病害防除におけるベフラン液剤25の役割

摘要

青森県のりhご栽培面積は、1988年（昭和63年）には25，600haであったが、その後、生産者の高齢化や担い手不足、価格低迷などの理由により減少傾向が続き、2003年には22，900ha（結果樹面積21，500ha）となった。 しかし、全国的に面積が減少しているため、本県の占める栽培面積の割合は全国の52％と依然として高く、りhごの主産地であることに変わりはない。これまでの青森県りhご栽培の歴史を振り返ると、りhご生産に与える病害虫発生の影響は極めて大きい。 特に、明治以来の重要病害であるモニリア病、1955年ころから問題となった斑点落葉病、1969年に青森県に侵入した黒屋病、1970年ころから増加した腐らh病などの影響が大きく、現在も重要病害に位置づけられている。