グリ一ン購入を通じた食品口ス減量化の可能性: 豆腐のダリ一ン購入を事例とした選択実験

摘要

本報告の課題は，グリーン購入を通じた食品廃棄 物および食品ロスの発生抑制，リサイクル推進の可能性について，食品廃棄物および食品nスの発生抑 制とリサイクルに取り組む製造者によって生産され た豆腐を事例に消費者評価分析から検討することに ある.わが国では約1,788万トンの食品廃棄物が発生して おり，そのうち500万から800万トンは，食べること ができるのにもかかわらず廃棄されている，いわゆ る食品ロスとして発生していると考えられている》.食品廃棄物および食品口スの発生抑制と食品循環 資源の再生利用等を促進することを目的として「食 品循環資源の再生利用等の促進に関する法律（食品 リサイクル法）」が平成13年に施行されている（平 成19年改正）.し力'し，食品リサイクル法において 食品廃棄物の年間発生量定期報告対象となる食品関 連事業者は，年間発生量が100t以上の事業者であ り，中小零細規模が多く存在する食品関連分野では， 食品廃棄物の発生量の捕捉すら十分にできていない 状況にある.