集落営農組織の設立等が地域農業.農地利用集積等に与える影響に関する分析（平成20年度プロジェクト硏究成果報告）

摘要

平成19年度から導入された経営所得安定対策の下、各地域で集落営農組織の設立等が地域農業や農業経営等にどのような影響を及ぼしているか継続的に把握し、今後の地域農業の発展方向と農業構造の変化の予測のための研究をS年度より実施している。20年度は、組織立ち上げの動きが一段落した後の、経営の安定化.発展に向けた動き、法人化の動きに重点を置いて分析した。また、組織の運営目的や組織の営農を担う者の違いにより調査対象組織を類型化し分析した。平成20年度においては、まず、全体的な集落営農組織の経営実態を把握するため、アンケト調査(500組織に対して実施し、有効回答数は3 8 2)を実施した(1)。その結果も踏まえて、調査対象に補充を行い、最終的に集落営農組織"、認定農業者人に対する現地調査を行い、分析を実施した。