学術研究と社会課題の解決に向けたUAVの活用—飛ばせる，その先へ一

摘要

研究者にとつてのUAV (Unmanned aerial vehicle, ドローン）に対する一番の期待は，自由なタイミングで 必要な場所のデータを簡便に取得できることではないだ ろう力、。こうしたメリットは，UAVの5つの特性一低 コスト，適時性，高分解能性，三次元情報，非代替性一 として整理できる11。撮影やセンシングを行うドローン. つまり情報収集ドロー ンを扱う際には.「飛ばせる.そ の先」のリテラシーが求められる。それはすなわち，空 間情報の取り扱い技能である。本稿では，研究や社会課 題の解決にUAVを安全かつ有効に活用するための要点 を論考する。