正規化植生指標（NDVI）を用いたアムール川流域の土地被覆変化の把握

摘要

国際河川であるアムール川は，延長距離4，350kn，流域面積2，051，500k虚の巨大河川である。 上流地域はステップ気候（BS）のモンゴルにあり，中、下流地域では亜寒帯冬季少雨気候（DW）にあたる中国、ロシア国境付近を流下している。 近年，アムール川流域では土地被覆変化に起因する環境変化が起きている。土地開発による湿地の減少による鶴の生息域の減少，耕地開発による河川への土砂供給の増加，農業生産の拡大による河川への負荷の増大，森林火災による大気汚染などである。