GISによるエジプト農村の持続可能な開発のための社会経済的ポテンシャルの調査と分析

摘要

本研究は，アシツト州の農村開発の社会経済的可能性の空間的分布を分析することを目的としている。 政策決定者が利用するデータの80％が地理に閲したものであるため，本研究ではデータベースフィールドの属性を地図形式で示し，空間的分布を考察するためにGISを用いた。 本研究は，エジプトにおける農村総合開発プログラムを支援するためのGISの可能性を探究する最初の研究であると考えられる。 村レベルの1996年の人口調査データを入力し，1：100000縮尺の地形図をGISソフトArcViewを用いてデジタイズした。 次に，2000年11月のリモートセンシジグ画像を（ETM＋）からIDRISIにインポートし，教師無し分類によってアシツト州の主な土地利用分類を行った。 本論では，分類方法として，データ固有の類型とパターンを求めることによりブレークポイントを識別する自然分類法を採用している。