ゥマ滑膜炎モデルおよび細菌感染性関節炎モデルにおける血清中および滑液中血清アミロイドA(SAA)濃度の変化について

摘要

ゥマ血清アミロイドA(SAA)濃度は、ゥマの全身 状態を迅速かつ簡便に評価できる指標として近年 広く用いられるようになった。血清中SAA濃度は、 感染や炎症に対し鋭敏に反応して数値が上昇する だけでなく、血中半減期が短いため、現在の全身状 態を評価するのに適している。一方、滑液中のSAA濃度は細菌感染性関節炎の場合のみ上昇すること が知られているが、関節炎モデルを用いて血中濃 度と滑液中濃度の関連性について前向きに調査し た例はほとhどなレヽ。本実験では、橈骨手根間関節 にLPSま7こはStap/zvzococcus aureusを投与して滑 膜炎モデルおよび細菌感染性関節炎モデルを作製 し、その後経時的に血液および滑液を採取し、血清 および滑液中SAA濃度、滑液中総タンパク濃度 (TP)、および総有核細胞数(TNCC)を測定し比較 した。