調教中の競走サラブレツドにおける速步での頭部、キ甲部 および骨盤部の動作の非対称性とタイミングの関係性

摘要

跛行を伴う馬は、視覚的および運動学的に後肢 跛行で'偽'(代償性)の同側の前肢跛行を、前肢跛行 で'偽'(代償性)の対側の後肢跛行を示す。本研究では、頭部ーキ甲部の非対称性の出現頻 度を調査し、頭部一骨盤部の非対称性との関係性 を定量化することで、キ甲部の非対称性の評価が 代償的な後肢跛行と前肢跛行を区別することが可 能かどうかを検証する。そのために以下の仮説を 立てた。