国際認証力リキュラムEquine Emergency I Critical Care Medicinesプログラムの概要について

摘要

近年，日本の獣医系大学では獣医学モデル、コア、カリ キュラムを策定し，総合的な教育改革を推進してきた。ま た，国際水準の教育プログラムを導入し，欧米の獣医学教育認証の取得に向けた準備が行われている1'2>。 The European Association of Establishments for Veterinary Education (ョ 一口ッパ獣医学教育認証機関：EAEVE)では， 2016年に「Equine Emergency /しritical Care Medicines (馬の救急医療および集中治療)」を学べる環境を有するこ とが認証の条件に設定され，日本において馬臨床学の必要 性が改めて確認された。従来，帯広畜産大学では「馬の救 急医療および集中治療」を念頭においた臨床実習を実施し ており，その内容は家畜衛生対策推進協議会主催の臨床実 習研修支援事業において他大学学生向けに教育プログラム を実施してきた。今回，第8回臨床実習研修(馬専攻）を平 成28年8月22日（月）から8月26日（金）までの期間，全国 獣医系大学学生12名に対して開催したので(表),帯広畜産 大学馬専攻における「馬の救急医療および集中治療」の視 点から本プログラムの概要を紹介する。