小型ピロブラズマ対策におけるマ夕二駆除の重要性

摘要

小型ピロプラズマ病はTheileria orientalis (TO)による 住血原虫病であり，TO原虫はマダニ類の吸血行動により 牛とマダニの間を移動し，そのライフサイクルを完結する (経発育伝播）11。牧野内での感染は経発育伝播が主な経路 であり，対策のためにマダニとの接触を防止する方法がと られる。草地更新.牧柵周囲の草刈，野生動物侵入防止柵 の設置などの放牧地の整備はマダニの侵入や生息しづらい 環境にする効果があり対策のひとつとなる2)。