中国、安徽省におけるマツノザィセンチユウ抵抗性育種技術の推

摘要

1982年に南京巿の中山稜でクロマツ263本がマッ材線虫病による枯損であると確認されて以降，中国南 部の各省では被害が拡大した。その対策の一環として2001年10月よりJICAプロジェクトの「日中協力林木 育種科学技術センター計画」の課題として「パピショ ゥのマッノザィセンチュウ抵抗性育種技術の開発」がされた。このプロジェクトの本体は湖北省武漢市 の「湖北省林木育種センター」におかれ，マツノザィ センチュゥ抵抗性育種については安徽省林業庁のa織 内に設立された「安徽省松材線虫抵抗性育種センター」 (以下，「安徽プロジヱクト」と略記）において開始 された（写真—1)。技術移転は現在日本で,されている実生家系から抵抗性個体を選抜する方法で行われた。