『土は土である』のご紹介

摘要

土は土である作物にとって良い土とはなにか」という本が2013年に発行されました。その表題からみても、作物栽培における「土」を過大に重視する姿勢を戒めるか、あるいは「土」を冷静に見ていこ>つとする本であることが想像できます。土については、土を重視し、そこにこそ農業の心髄があるというような言い回しをする人も多いので、冷静にながめることが必要だと思います。そこでこの本をご紹介いたします。筆者である松中照夫氏は、大学や農業試験場に勤め、いくつかの土壌学の本を書いている土壌学者です。