適正価格を得るためのシイタケ乾燥技術のポイントーC型、TC型乾燥機を使用して-

摘要

平成九年の乾シイタケ市況は平均単価キロ四、〇〇〇円台に回復し、久しぶりに明るさが見えてきた。 しかし、その一方では輸入の増大、国産菌床シイタケの市場参入増加で乾「生シイタケとも予断を許さない状況にある。 乾シイタケ市況で安値の品柄は、①変形品②バレ品③色の悪い品④傘径四以下の小形品、などである。この四つを改善すると平均単価は確実に一、 〇〇〇―一、五〇〇円以上アップする。とくに「色の悪い品」については、傘側（表側）から見るとかなり良質なのに、乾燥方法でヒダ色を本来の淡黄色から茶褐色や赤褐色として、価格を二、000円以上も下げている品柄がある。