世界の果物生産、消費事情

摘要

大韓民国（以下韓国）は、南北1，000kmにわたる面積9．96万km2に約4，800万人が生活していま丸大陸性気候と熱帯海洋性気候の問で四季の変化がはっきりし、平均気温は北部の江原道の10．9°Cから済州道の16．2°Cまで楠があり、豊富な農作物が生産されています。 行政区分は9道、1特別帝、6広域布からなりますが、1960年代後半からの工業化、都市化の中で、人口が都市に集中し、農家戸数124万戸、農家人口341万人と総人口の7．1％に急減しています1小規模経営主体の米作中心から、1994年ウルグアイラウンド対応や1998年農業農村基本法の下で、直接支払い拡大や環境に優しい農業、野菜、果樹、畜産の振興へ転換を図っていますが、農業生産はGDPの39．0％（1965）から4．6％（2004）に低下し、高齢化、後継者難、所得格差拡大など、厳しさに直面していま弟現在は、諸物価の上昇に加え、食糧輸入国としてWTOやFTA締結で市場開放が迫られており、日本とも2003年末からEPA（経済連携協定）交渉が始まっていますが、難航していま弟日本へは圧倒的な輸出超過で、そのうち農林水産物は48％を占め、主要品目には、カツオ、マグロ、キムチなどに続き7位にはクリがあります。