適正な苗木管理で園地若返りをスムーズに

摘要

温州ミカン老木園の若返りや有望新品種への更新が盛hで、今春も県内では約50万本の苗木が植えられます。 近年の温暖化により、せとかや南津海等の越冬栽培が可能となり、中晩柑類への更新が増え、みかh産地のJAにしうわで約50％、JA宇和青果やえひめ中央では約70％を占めています。 温暖化により、地上部の生育に対し、苗木の健全な発育に必要な根が不足し、特にデコボンやせとか等の高糖系品種は干ばつになると水分ストレスもかさなって、着花過多となって生育不良となります。 未収穫期間を短縮し経営を安定させるためには、土づくりによる根作りの重要性を再認識する必要があります。 また、苗木は、自然災害や病害虫被害を受けやすく、植栽から幼木期までの生育の良否が成木までの期間に影響するため、早期成園化には適正な管理作業が必要です。